ご自身が無理なく購入できる中古住宅の価格がどのくらいかご存知ですか!?
例えば、車を購入する際もそうですが、車の価格=「乗り出し金額」ではありません。
自動車重量税や自動車取得税など諸費用がかかりますよね。
不動産も一緒で、中古住宅の物件価格にプラスして「諸費用」や「引っ越し費用」等がかかります。
慎重に資金計画を立て、無理なく支払っていける適正な予算を組むことが重要です!
それでは順番に見ていきましょう。
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適正な物件予算の考え方
無理なく購入できる物件価格は、「借入れ適正額」と「自己資金の合計額」から、「取得にかかる諸費用」を差し引いた金額です。
無理なく購入できる物件価格 = 借入れ適正額 + 自己資金の合計額 – 取得にかかる諸費用
借入れ適正価格とは、
- 金融機関からの借入れ可能額
- 無理なく返せる借入額
のどちらか小さい方の金額が「借入れ適正価格」となります。
1.金融機関からの借入れ可能額については、銀行に行って事前審査をすれば借り入れ可能額が分かります。
インターネットで一括で住宅ローンの審査が手軽にできますので一度事前に審査をしてみることをおすすめします!
2.無理なく返せる借入額については、皆さんそれぞれの生活スタイルがありますから、金融機関からの借入れ可能額だからといって毎月返済できるかという問題は別です。
現在払っている家賃くらいで購入できる物件を考える方が多いですが、より具体的に毎月どのくらいの金額まで返済できるのかは、次のように計算することができます。
- 年間の手取額(賞与分も入れて計算)
- 住宅費以外の支出(住宅費(家賃等)以外の支出の1年分を合計を計算します。)
- 住宅を購入した場合の年間維持費
住宅を購入すると、固定資産税等の税金がかかります。
マンションの場合はプラスして管理費、修繕積立金、駐車場代等の費用も含めます。 - 貯蓄(教育費の貯蓄や老後資金、住宅を購入したら修繕費の貯蓄も含めて計算します。)
適正な物件予算の試算方法
適正な物件予算の考え方としては前項でご理解いただいたと思いますので、実際に計算式に当てはめて以下の計算方法で計算をしてみてみましょう!
物件予算(物件の価格) = A+B+C-D
A.借入れ適正額(金融機関からの借入れ可能額or無理なく返せる借入額のどちらか)
B.貯蓄のうち物件取得に充てられる額
C.親族からの援助金
D.諸費用(中古住宅の場合は、物件価格の7~10%)
手付金(頭金)に充てることのできる金額を確認する
中古住宅の場合、頭金=売主さんに支払う手付金(現金)です。
住宅ローンの承認が降りる前の契約時に売主さんに支払うお金です。そのため、現金で準備する必要があります。預金や両親など親族からの援助がある方はどのくらい手付金に充てることができるのか事前に確認をしておくことが重要です!
手付金の金額は物件価格の1割程度が相場です。1,000万円の物件だと100万円が相場ということになります。
物件取得に充てられる手付金(現金)の計算方法
物件予算の試算例
A.借入れ適正額:1,500万円
B.貯蓄のうち物件取得に充てられる額:150万円
C.親族からの援助金:100万円
D.諸費用:1500万円×10%=150万円
(1,500万円+150万円+100万円)-150万円=1,600万円
上記の結果から、1,600万円程度の中古住宅を目安として探します!
・物件購入に充てられる手持ちの現金は?
150万円(B)+100万円(C)-150万円
=100万円
150万円(D.諸費用)とは別に使える引っ越し費用や家電の買い替え等に使える現金は100万円ということになります!
まとめ
中古住宅の購入は物件価格以外にも諸々の費用がかかりますので、「返済できる数字」を確認した上で物件を探せば、どのくらいの物件が購入できるのかある程度対象が絞れて候補を選ぶ近道にもなります。
物件探しの際はまずはじめに予算を決めて、将来も安心な予算決めを目指しましょう!
コメント
中古住宅を購入する予定だったので大変参考になりました 解りやすく私には助かりまた 売買価格の他に諸費用(内容)が、けっこうかかることも勉強になりました。 ありがとうございました
ご覧いただきありがとうございます!
お役に立てたようで嬉しいです^^