どのタイミングでお金が必要なのか、どのタイミングで契約を結ぶのか…など、中古住宅の購入については不明な点が多いです。今回は、中古住宅を購入する際の基本的な流れや注意点についてお伝えします!
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目次
資金計画や希望の条件を整理
住まい探しをする時の3つのポイント
- 無理のない予算を決める。
- 希望する条件を明確にして、優先順位を付けておく。
- 後で解決できる問題にはあまりこだわらない。
はじめに言ってしまうと、「えっ…。」となるかもしれませんが、大切なことなので初めに言います。
100%満点の家はありません。
新築もそうですが中古住宅も買ってから住みやすい家へと変えていくもの。という気持ちで家探しをしてみて下さい。
例えば、気になる部分があったとしてもリフォームなどで改善できるような部分をこだわるより、周辺の住環境など、自分たちの力ではどうにもならない部分を比較検討するようにすると、理想の住まいと出会う可能性が高まりますよ!
物件情報を集める
物件情報の収集の際のポイント
折込チラシや不動産情報誌、インターネットで不動産サイトなどしっかりチェックしましょう!チラシにしか掲載していない場合や、逆にインターネットにしか掲載していない物件が等ありますので、まんべんなくチェックすることをオススメします!
また、希望の条件に近い物件が見つからない場合、検索条件を緩めて探してみることも重要なポイントです。
購入の相談をする
不動産会社に直接相談に行ってみましょう。ご希望の不動産を手に入れる為に、最も重要なのはズバリ不動産会社選びと言っても過言ではありません!
できたら2、3社違う不動産会社に行ってみましょう!
そしてその中から「誠意をもって物件紹介をしてくれる不動産会社と担当者を見つけて下さい。
ご存知ない方も多いようですが、松山市内及び近郊の売出し中の不動産は、基本的にはどこの不動産会社でも取扱いが可能です。
他社で見た情報でも、信頼できる不動産会社に「○○町の△△△万円の中古住宅は紹介してもらえますか??」と聞いてみて下さいね。
現地の見学に行く
百聞は一見にしかず!気になる物件が見つかったら、実際に現地を見学しましょう。物件資料だけでは、眺望や、風通し、周辺環境など分からない事の方が多いですから積極的に現地へ足を運びましょう。
見学の際は事前に予約をしましょう
賃貸物件の場合は、予約なしでもその日に見られるケースが多いですが、売買物件は、居住中の場合があったり、空家の場合でも鍵の手配がスムーズにできないケースもありますので、事前に不動産会社に見学予約を入れるのが得策です!
居住中の物件見学でも遠慮する必要はない!
売出中の中古住宅は[空家]にしてから販売している場合と、[居住中]のまま販売している物件があります。ご質問で「居住中の物件は見学できますか?」とお問合せいただくのですが、居住中の物件でも見学できます。
そして、居住中の見学の場合「売主さんに申し訳ない」とか、「気が引ける…。」と思う方も多いようですが、売主さんも不動産を手放すつもりで売出しているので、遠慮なく購入検討者の方に見ていただきたい。というのが本音です。マナーを守って見学をすれば必要以上に遠慮をする必要はありませんよ!
希望の物件見つかったら購入申込
購入する意思が固まったら、まずは[購入申込書]の提出をします。
購入申込書とは、購入希望価格や引渡し時期など具体的な希望条件を記載して、「この条件で買いたい」と売主さん側に購入の意思表示をする書面の事です。
購入申込書を提出することで売主さんと個別の交渉が始まり、お互いの条件を調整してより具体的な条件を決めていきます。仲介で不動産会社が入っている場合は、不動産会社と通じて売主さん側とやり取りをします。
交渉が成立すれば契約に向けて準備を進めていく流れになりますが、購入金額や条件が折り合わない場合は商談が成立しない場合もあります。(仲介の不動産会社の仕事は、売主さん買主さんの中立に立って、取引が円滑に進むように立ち回る事が大きな役目の一つです)
住宅ローンの事前審査を受ける
現金で購入する場合は不要ですが、交渉が成立したら[住宅ローンの事前審査]の申込みをする必要があります。
住宅ローンの申込みは[事前審査]と[本審査]があり、2段階で審査が行われます。
交渉が成立して契約結ぶ前に[事前審査]を行い、仮の承認を得ておきます。事前審査の期間は、翌日~1週間程度が目安です。
[事前審査]では、借りる方の収入や、勤務年数等の信用情報をチェックされます。事前審査の段階で借入れの見込みがあるか目星をつけて売買契約を結ぶことが一般的です。
万が一、住宅ローンの本審査が通らなかったらどうなるのか…。
その場合は、売買契約の解除をすることができます。不動産売買契約時に手付金を払っている場合は、手付金は返還されますのでご安心下さい。
物件の重要事項説明を受ける
例えば、あなたが中古住宅を購入した後に、「建替えができない土地」だったり、住んでみたら雨漏りがあり「修繕費がかかった」など、想定外の事が発覚したらどうでしょうか?
契約前に知っていれば「買わなかったのに・・・」と考えると思います。
そのようなことがないように、不動産売買契約を結ぶまでに不動産会社から[重要事項説明]を受けて、しっかりと内容を理解してから契約を結ぶことが義務付けられています。
[重要事項説明]では主に物件の詳細や取引の条件に関する事項の説明を受けます。本当に購入しても大丈夫か最終的な判断するための大切なものです。
後になって思わぬ損害を被る事がないように、しっかりと内容を理解するようにしましょう!
不動産売買契約を結ぶ
事前審査で金融機関から承認を得て、重要事項説明を受けて、問題がなければいよいよ不動産売買契約を結びます!
契約時には、売主さんへ手付金(物件価格の10%程度)と、不動産会社へ仲介手数料を払うのが一般的です。現段階では、住宅ローンは利用できませんので、自己資金で支払うことになります。
自己資金を入れずに、全て住宅ローンで支払いたい場合は相談して下さい。
・契約前に不明な点がなくなるように細かく物件の説明を受ける(重要事項説明)
・契約書に署名捺印
・手受け金の支払い
住宅ローン(本審査)を申込む
売買契約が無事に終わったら、速やかに住宅ローンの[本審査]の申込み手続きを行います。ここまで来たら、銀行から融資を受けて、物件の引渡しを受けるだけです。⑥の事前審査より更に詳しい審査に入ります。審査期間はおおむね1~2週間程度かかります。1~2週間後に金融機関から融資の承認通知が届いたら、金融機関と住宅ローンの契約を結び、次のステップに進みます。
万が一、融資の非承認だった場合は、売買契約自体が「白紙解約」になります。白紙解約とは、手付金などやり取りしたお金はすべて返金され、何もなかった状態に戻す事です。
また、本審査期間中に、物件の最終確認をしていると無駄がありません。例えば、売買契約で約束した通りに物件が引渡し可能な状態になっているかの確認や、不動産会社が敷地の境界を確認して売買契約の内容と現地の状況が合致しているかチェックをします。引渡しまでに時間がありますから不明な点は納得いくまでトコトン確認しましょう!
残代金の支払い、物件の引渡しを受ける
ここまできたら、後は契約書にある約束事がすべて満たされているか確認をした上で、残代金を支払い、物件(鍵)の引渡しを受けます。
買主さんは売買代金の残りを支払い、売主さんは所有権移転登記の申請と、物件の引渡しを同日に行います。
まとめ
中古住宅は同じ物件はありません!あなたが欲しい!と思った物件はライバルも多いです。中古住宅の購入を考え始めたら、資金繰りや住宅ローンの申込先などを事前に考えておいて下さい。そして、「これ!」という物件に出会った時に、迅速に手続きを進められるよう準備をしておきましょう!
ご不明な点はお気軽に中古住宅情報センターへ!